2022年12月6日(火)
樹木葬選びのポイント
樹木葬選びのポイント1つ目
私(住職)は、そもそも、相続すべき財産があり、はっきりとした後継者があり、
歴代家族の眠る墓地がある場合はそうしたお墓を大切にすることが肝要と考えています。
お墓は守ることで、「命の継承」「家の継承」という、大切な役割の一端を従来型
のお墓は担っていますので、そのお墓を、樹木葬などの永代供養にするのは熟考する
必要があります。もちろん、それぞれの家庭にご事情もあり考え方もありますから
特に、当霊園でも制約を求めているわけでも、お断りはしておりません。
ただ、家督の相続などにとらわれない、自由な形で、自然に囲まれた地で眠りたい。
そうした考えの方にこの樹木葬は適しているとは思います。
そんなところで、で樹木葬選びのポイント一つ目、についてお伝えしたいと思います。
1、その樹木葬墓の経営母体はどこであるか?
樹木葬は、そのほとんどが永代供養であり、一度納骨してしまうと
お骨の返却はできないところがほとんどです。
樹木葬に限らず、多くの霊園は「宗教法人」の管理ですが「宗教法人」が実際に
管理、経営している霊園ばかりではありません。
特に、樹木葬を運営する霊園の多くは「宗教法人」と契約を結ぶ「石材店」や
「葬送関連会社」その他の「事業体」が運営している場合が多いと見受けられます。
その運営している「事業体」の所在地と実態をしっかり認識する事が大事だと思います。
「事業体」はあくまで営利運営ですので、経営状況によっては破綻する可能性もあります。
「宗教法人」が表に立っている樹木葬でも、経営事業体の影響を大きく影響を受ける場合が
ありますので、この経営事業体はどこにあるのか、「宗教法人」はどこまで管理に携わって
いるか見極める必要があります。
お骨を預けたは良いが、経営破綻したり、廃墟になってしまっては残念な結果になります。
そうした事をよく見分ける必要があります。
樹木葬は特に、自然埋葬という事がありますので、そのまま、放置されてしまう可能性も
あります。お気をつけください。
契約する霊園の担当窓口の方によくお話を聞いてから契約してください。
ちなみに清蔵寺霊園は、窓口、契約、管理、納骨、供養まで
寺院の管理(ほとんど住職)でしており、プレート作成のみ石材店に依頼しております。
ですので、よく「こんなに安くて大丈夫ですか?」と言われますが
人件費、管理費に特に余分な費用をかけておりません。
ご先祖様が、なるべく良心的な価格で永代に安心して眠ることができるようにしています。